Kinoshitaのit's showtime Blog

嫉妬すら追いつかない 憧れすら届かない

「副業なんて静かに一人でやっとけよ」っていう話

はい、どうもです。


題名の通りです。




(1)「会社にバレないようにこっそりやっていました」と
ドヤって言う

働き方改革」の一環として、政府も
「副業を進めていくぞ」という感じに方向転換したような
気がします。
「副業」が注目され始めたことで、今まで裏でこっそり
副業で稼いでいた人にスポットライトが当たり、積極的に
情報発信をしたり、インタビューに答えるようになっていますね。

その中でものすごく違和感を感じたのが
「会社にバレないようにこっそり副業をしていました。」
という言葉ですね。

これってどうなん?っていう話でしょ。

「いやいや就業規則っていうルール破っているよね?」
っていう話ですよね。

 

確かに、
「副業を禁止するというルール自体が
おかしいから、守る必要が無いやろ」っていう
考えを持っている人が多いのだと思いますし、
今の段階ではそうなのだと思います。

でもルール自体がおかしいからといって
こっそりやっていましたと、ドヤって言うのは
なんか違うんじゃね?と思いますし、

それなら、

副業が出来る様に会社と「交渉」したり、
「抗議」して堂々と就労規則を破るか、
副業OKの会社に「転職」をするべきだと思うんですよね。

「副業禁止という就労規則に納得いかないから、
こっそりルールを破って副業をしても良い。」
という考えにはならないと思うんやけど、と思います。


副業やるにしても今の段階では、まだ規則が整って
いない会社が多いと思うので、
僕が思うには「こっそりやっておけ」と思うんですよね。


就労規則破って副業をすることを
公に肯定してしまうのは、どうなんやろうなと思います。


前提としてあるのは、
「きちんと自分が属している就労規則を確認して、
認識や考えを合わせたうえで、副業しましょうね」
という事だと思います。

 



(2) そもそも副業が禁止になっていた背景って何だろう?

そもそも、なんで今まで副業って禁止されていたんだろう
っていう話ですよね。


恐らくは、
「自分たちが置かれている労働環境の管理が複雑になってしまうから」
だと思うんですよね。

労働管理のなど大変ですよね。

副業を企業が推進することによって、長時間労働・過剰労働を
促進してしまうというリスクがあると思います。

労働時間・副業する場合の通勤路・支払わなければいけない
社会保障費などが重なって、複雑になってきますが、
これを企業が全部把握するのは難しいと思うんですよね。

 




(3)「お金が無いなら副業をしよう」という社会が果たして幸せなのかどうか

これに関しても、就労規則を破って副業で稼ぐ人が
多く出てきてしまうと、
「フルタイムで働いても貧しいのなら、副業をしよう」という
事が公に認められてしまう、という事です。

基本、副業って
「収入がもっと欲しい」とか
「スキルを身に付けたい」
「自分の夢をかなえたい」
といったポジティブな意識で働いているのだと思います。


それなら良いですが、
「副業しなければ生活できない」というような状況の人にも
公に勧めることが出来るのか?という話です。


副業しなければ生活できない人たちに必要なのは、
副業を勧めて働くことではなく、
「本業で普通に働いたら、普通に生活できるお金」
だと思うんですよね。

副業が推進されることによって、
「低賃金で貧しい生活をしているなら、副業などしてもっと働けば?」
という状況になると思うのですが、果たしてこの状況が
幸せなのかどうか?という事です。

 

 


(4) 副業がブームになる前にもう一度考え直す

自分の収入を確保したうえで、さらにスキルアップや収入アップを
目指しての副業は良いと思います。

ただ今の段階では「会社のルールを破ってこっそり副業していることを
ドヤって言う事ではないよね?」
っていう話だし、「企業の副業に対する制度も整っていない状況で
副業のロマンチックな部分だけに光が当たって、
無責任に副業が持ち上げられている状況が果たして良いのか?」
という事です。


もう一度副業を「どういう形で進めていくか」を考える必要があると
思いますし、それをすることによって、安心して副業が
出来るのではないかなと思います。


以上です。