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嫉妬すら追いつかない 憧れすら届かない

受験に出るかもしれない世界史‐「ギリシア文化」編

 

はい、どうもです。

ここでは、定期テストや大学受験で出題されるであろう内容をまとめております。


今回は「ギリシア文化」編です。それでは見ていきましょう。

 

 

 

Ⅰ.ギリシア文学

(1)ギリシア神話:主神ゼウスなどオリンポス12神と人間の愛憎物語で神々が人間的性格を持っていることが特徴的

(2)オリンポス12神
ゼウス(主神)、ヘラ(ゼウスの妻)、ポセイドン(海の神)、アレス(軍神)、アポロン(太陽神)、ヘファイストス(火の神)、ヘルメス(商業の神)、アテナ(知恵の女神)、アルテミス(狩りの女神)、アフロディテ(美の神)、デメテル(農業の女神)、ヘスティア(かまどの神)

(3)叙事詩
ホメロス
・『イリアス』→トロイア戦争での英雄の活躍を描いた叙事詩
・『オデュッセイア』→叙事詩
ヘシオドス
・『神統記』→ギリシアの神々の系譜を語った叙事詩
・『労働と日々』→農作業の様子を描き勤労の大切さを説く

(4)叙情詩
サッフォー:レスボス島出身の女性叙情詩人
アナクレオン
ピンダロスオリンピアなどの競技会の優勝者を称えた叙情詩人

(5)悲劇作家
アイスキュロス
マラトンの戦いやサラミスの海戦にも従軍
・『アガメムノン』:将軍アガメムノンが妻によって暗殺される物語
ソフォクレス
ヘロドトスペリクレスと交友を持った
・『オイディプス王
エウリピデス
・『メディア』

(6)喜劇作家
アリストファネス
アテネ最大の喜劇作家
・『雲』→ソフィストソクラテスを風刺・批判
・『蛙』→悲劇詩人のアイスキュロスエウリピデスを風刺・批判
・『女の平和』『女の議会

 

 

 

Ⅱ.ギリシア哲学

(1)自然哲学
①発生:小アジアイオニア植民地ミレトスなどが中心で、自然の本質を探究し、万物の根源(アルケー)を探求
タレス
・ミレトス出身の自然哲学者で「哲学の父」と呼ばれる
・万物の根源は「
ピタゴラス
・サモス島出身の自然哲学者・数学者「三平方の定理
・万物の根源は「」 
ヘラクレイトス
・エフェソス出身の自然哲学者
・万物の根源は「」 「万物は流転する
デモクリトス
イオニア学派の自然哲学者
・万物の根源は「原子
アナクシマンドロス
・万物の根源は「アペイロン(無限定なるもの)」
アナクシメネス
・万物の根源は「空気」
ヒッポクラテス
小アジアのコス島出身の医学者
・「西洋医学の祖」で四体液説を唱える

(2)ソフィストの誕生
①背景
民主政の発展期(BC5C)に裁判や集会において論争に勝つことが重要であったため、弁論・修辞の必要性が増大し、その専門教師として登場
②特色
真理の相対主義・主観主義
プロタゴラス
・代表的なソフィストで、普遍的・客観的な真理の存在を否定
・「人間は万物の尺度」=人間それぞれに価値尺度がある(個人の主観や判断)

(3)三大哲学者
ソクラテス(BC469~BC399)
アテネの哲学者
ペロポネソス戦争時(BC431~BC404)に歩兵として参加
・内容
相対主義をとるソフィストを批判しつつ、アテネの青年たちに対して「問答法」などで客観的真理の存在を主張
・「無知の知」を主張
・裁判で死刑判決を受け、毒を飲んで死亡
プラトン(BC429~BC347)
アテネの哲学者
・師匠であるソクラテスの言行を『対話編(シンポジオン)』にまとめる
アテネアカデメイアという学校を開く
イデア論→理想界と現実界からなる二元論的世界観
・哲学者が王となる「哲人政治」を主張し、民主政には批判的
・『国家』:理想とする国家・教育を説き、民主政を批判
アリストテレス
ギリシアの哲学者
アカデメイアプラトンに学ぶ
・プラントの死後、マケドニアの王子アレクサンドロスの家庭教師を務める
アテネに学園リュケイオンを開く
アリストテレスの学派をペリパトス学派(逍遥派)と呼ぶ
・「経験と観察」によって諸学を探求
・「万学の祖」→ギリシア既存の知の体系化を行い諸学問の基礎を作る
・著作:『形而上学』『アテナイ人の国制』『政治学
・影響:アリストテレスの思想はビザンツ帝国からイスラーム世界に継承され、12世紀以降、中世西ヨーロッパ世界に流入→スコラ学の体系化を結果する

 

 

 

Ⅲ.歴史

ヘロドトス(BC5C)
小アジア出身のギリシア人歴史家
・『歴史』:ペルシア戦争を描く
トゥキディデス(BC5C)
アテネ出身の歴史家
・『歴史』:ペロポネソス戦争を描く
③クセノフォン(BC4C)
・『アナバシス』

 

 

 

Ⅳ.ギリシア美術

(1)特色:人間(神)の肉体美を「均整・理想・理性」的に描く
(2)建築様式・装飾様式
ドーリア「荘重」な印象を与える建築様式
アクロポリスにあるパルテノン神殿
パルテノン神殿ペルシア戦争で破壊されるが、ペリクレスが再建
イオニア「優雅」な印象を与える建築様式
コリント式「華麗」な印象を与える建築様式

(2)彫刻・彫像
フェイディアス(BC5C)
アテネの彫刻家で、パルテノン神殿美術監督
・『アテナ女神像』:現存せず
②ポリュクレイトス:『槍をかつぐ人』
③プラクシテレス(BC4C):『ヘルメス像』→理想的な人間美を追求

 

以上です。